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2009.04.06 *Mon

すごい妖怪

日付が前後しますが、先週の日曜日には友人と水木しげる先生の作品展に行ってきました。
特にあらかじめ予定していたわけではなく、前日の花見の時に○○でやってるよ、と教えてもらい、
「よし!行くそれ絶対行くー!」とテンションがあがって勢いのみでの行動です。

入り口では鬼太郎と猫娘が。
きたねこ

天井を見上げると一反木綿も。空調にあおられてひらひらしてました。
いっタンって書くと萌えキャラっぽい

ぬーりーかーべー
自己修復機能付
観光地にある「顔を出して写真を撮るパネル」は、たとえいい年した大人であってもすべからく写真に納めなくてはならない(ちゃんと顔出しして)という法律があったようななかったようななかったようなやっぱりなかったような気がしたのでちゃんと顔出して撮ってきました。
改めて写真を見てみたら、ぬりかべのお腹から顔を出してるってどういう状況なんだと突っ込みそうになる上に、更にその顔をぬりかべが塗り固めようとしてるという、よく考えたら恐ろしい一枚になってました。
ぬりかべと一心同体になれる瞬間という気がしますので、ぬりかべ萌えの方はぜひ。

そして肝心の展示の方に。
春休みだしお子様ばっかりかな?と思ってたら、客層は老若男女まんべんない様子です。しかしみんな妖怪画を見つめる目はキラキラの心は小学生状態。
負けるもんかー!(?)と鼻息荒く観始める我々。
知ってる妖怪がいると楽しいし、知らなくてもちゃんと解説があるので楽しい楽しい。
一本だたらとか樹木子とか一目連とかおばりよんとか、特定の妖怪のところでテンションだだ上がりしたりとか。
特に樹木子は初めて漢字での書き方を知ってびっくりしました。カタカナのイメージから勝手に東南アジアあたりの妖怪だと思い込んでたので、普通に日本の妖怪で出てきて「おっおじいちゃんなんでこんな所に!?」内心語りかけてしまうぐらいのびっくり。とりあえず少年サマナーに渡さないと。そしてアクアマリン貰わないと。
どうでもいいですが、さっき一本だたらで検索してみたら、なんでも一本足だたらこけしなるものが発売されてる事を知り再びテンションだだ上がりしました。なんだそれ超欲しいー!

さて、話を戻して。楽しく絵を観ていると、ある妖怪が目にとまりました。
『薬缶づる』解説「木を見上げると薬缶が下がっている。特に害はない(要約)」というもの。
私「……」
友「……」
私「それただの忘れ物なんじゃ」
友「……だよねえ」
と思わず突っ込みを入れずにはおれない存在。その時はそのまま別の作品に目を移したのですが、
他の妖怪をみて回るにつれ、薬缶づるが気になって仕方なくなってきました。

だってそもそもの存在意義からしてよくわかりません。普通妖怪とは恐怖や崇拝の対象や、親しむべき不思議、あるいはその存在によって規律の遵守や反面教師な戒めを促すものであったりするものだと思っていたのですが、そういうものからはなんだかかけ離れています。薬缶は薬缶なわけですから、人間に対して友好的とか敵対的とかそんな想定すらできません。

もしも道を歩いていて妖怪に出会ったなら、驚くとか怖がるとか友好関係を築こうとするとか、大体自分のとるリアクションが予想できますが、薬缶づるにあったら多分どうしていいかわからなくなりそうです。
「え……あ、うん、薬缶……ですね……」
ってせっかく出てきてくれたのに、そんな反応してしまったら薬缶づるに対して申し訳ない気がしますし、そもそも木から薬缶がぶら下がっていて、「あれは妖怪だ!」と気付けるのか、それ以前に薬缶がぶら下がっていることすら気付かなかったらどうしようかとか不安は尽きません。
なんなんですか!一体なんなんですか君!
不思議ちゃんか?!さては妖怪界の不思議ちゃんなのか?!不思議だらけであろう妖怪界で更に不思議とかどんだけ別格なんだ薬缶づる!!
なんだか考えれば考えるほど薬缶づるがすごい妖怪に思えてきてしまいます。

もしも何かのRPGで薬缶づるが出てくるとしましょう。
ラストダンジョンもどうやら最深部、この敵さえ倒せばどうやらラスボスまで後一歩……!そんなシーンで出てきた妖怪が薬缶づる。
薬缶。どこからどうみても薬缶。上から見ても下から見ても横から見ても薬缶。でも妖怪。でもやっぱり薬缶。
とりあえず攻撃してくるならちゃんと敵認定もできます。しかし無害。薬缶だし。

「え?なにこれ攻撃とかしていいの?」って思わず先制攻撃のひとつもしてしまいそうになりますが、うっかり攻撃したら、実は薬缶づるは何かやばいものを封印していてそれが解けてしまったとか、「ぷるぷる、ぼく悪い薬缶づるじゃないよう」って本当はいい子で倒した後に罪悪感で心いっぱいとかそんな展開は寝覚めが悪い事この上ないので攻撃できません。
手を出されることも、出すこともなく延々と続く膠着状態。「攻撃していいの?!駄目なの?!そもそもなんで薬缶なの?!なんなの?!」と精神だけはどんどん磨耗していき、やがて混乱で自滅です。
おお、恐ろしい……!

しかも薬缶づるの恐ろしさはそれだけではありません。プレイヤー側を倒してお祝い状態のラスボス。功労者として薬缶づるに褒美みたいなものを与えようとも、薬缶なので何を欲しがるのかよくわかりません。じゃあとりあえず、とラスボスに次ぐ偉い地位みたいなものを与えてみたりしますが、「でもオレの次にすごいのが薬缶って、それってマジどうなん……」ってラスボス複雑な気分になること間違いありません。さらに、ラスボスの部下達も「自分達より偉いのが薬缶って耐えられません」な否定派、「薬缶づるさん何かよくわかりませんがすごいです一生ついて行きます」な容認派に分かれて争論に。ついにはそれが加熱し激しい争いになり、結局ラスボス陣営も内輪揉めで全滅にということになるのです。

そしてそんな争いがあった事も忘れ去られた何百年後、山道を一人の老人が通りかかりました。ふと見上げると、なぜか木の枝に薬缶がかかっています。不思議に思いながらもそれを枝からとり、つるつると布で磨いてみたりするおじいちゃん。
「古ぼけちゃーいるが、まだ充分使えるのう」
そう、その薬缶はあの時の薬缶づるでした。おじいちゃんの家に持ち帰られた薬缶づるは、普通に薬缶としてお湯を沸かしたりお茶を入れたり、ヒビができたりそれを修繕してもらったりと、それなりに粗末にそれなりに大切に、静かにその人生(?)を過ごしたのでした。
──fin──

あれ、なんで薬缶づる怖いという話からちょっといい話っぽい昔話なエンディングに?!

やはり侮りがたし、薬缶づる。

恐ろしい子……!(白目で)


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以前の日記への拍手、ありがとうございました!
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インド人ぽいと言われますがカレーへの執着心は人並です。



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